こんにちは、お友だちとの「お泊り会」で睡眠時間をけずって遊び倒しボロボロなのに「楽しかった」を連発する子に驚くりうです。

家族と離れてだれかの家にお泊りなんてできない
ついこの間までの発言が遠い昔のことのよう。
小さい頃から母のバックパッカー昔話を聞かされていたユエ。いつか自分もしてみたいと言うので身支度と基本的な英会話ができるようになったら連れていく約束をしていました。ようやく近ごろ「なんちゃって子連れバックパッカー旅」をぽつぽつしはじめました。
小学生女子との母子二人旅なので、なるべく近くて安全そうな場所を選んでいます。
LCC(ローコストキャリアの航空会社)と進化したゲストハウスの恩恵にあやかり、低予算でも十分快適なバックパッカー体験ができるんです。ありがたい。
ユエが人見知りなので、子どもの社会性に対してホームスクールをしていることでのデメリットが長いこと気がかりでした。でも明らかに旅が好影響を与えているようで極度の人見知りが和らいできています。
人と会う機会が少ないホームスクーラーの人見知りのお子さんがいたら「なんちゃって子連れバックパッカー旅」 に出かけてみてください。
注: お金はあまりかからないけど時間と面倒だけはかかります。 子どもにとってもですが大人にとっても面倒でキラキラした海外旅行とは別物です。
なんちゃって子連れバックパッカー旅|パスポートと航空券 の準備
パスポートを手に入れる
パスポートについては 外務省のWebサイト に全て詳しく説明があります。
住民登録をしている都道府県の 「パスポート申請窓口」 で申請します。所要期間は約1週間。
パスポート申請に必要なもの
- 一般旅券発給申請書 1通
- パスポート申請窓口にあります。外務省のWebサイトから事前に ダウンロード することもできる。パスポートには「5年/10年」の2種類あるが20歳未満は「5年」のみ申請可能 。
- 戸籍謄本( 戸籍抄本 )1通
- 親子同時に申請する場合は、全員で戸籍謄本1通でいい。
- 住民票の写し1通
- 同都道府県内で住所登録してあれば 「住民基本台帳ネットワークシステム」 の利用で
省略可。
- 同都道府県内で住所登録してあれば 「住民基本台帳ネットワークシステム」 の利用で
- 写真 1葉( 縦45mm×横35mm パスポート申請用写真の規格 )
- 証明写真アプリを利用した写真でも大丈夫。ただし規格が厳しいのでそこは要チェック。
- 有効な本人確認書類
- 子どもは運転免許証などがないため「保険証」と「医療費助成金受給資格者証」の2点を提示しました。 詳細は 外務省のWebサイト (5)申請者本人に間違いないことを確認できる書類を参照。
パスポート受理に必要なもの
- パスポートの名義人本人
- パスポートには本人のサインが必要で、名前が書けない子どもは親が代筆します。
- 受理票(受領証)
- 手数料
10年間有効(20歳以上)16,000円
5年間有効(12歳以上)11,000円
5年間有効(12歳未満) 6,000円
航空券の予約購入
パスポートがあれば、あとは時間とお金を用意して旅に出るだけです。
航空券はオンラインでかんたん予約購入
航空券は 旅行代理店 や航空会社から購入できます。
わたしの場合
格安航空券比較サイト で 最寄りの空港から目的地までの航空会社をチェック 。
そこからフライト時間と値段を考慮して航空会社と便を絞ります。
そして直接その航空会社(例:ピーチ航空 やジェットスター航空 等)のサイトをチェック。
上記の格安航空券比較サイト から予約購入しても問題ないとは思うのですが、ほとんどのLCCが定期的にキャンペーンセールをしていて料金的に大差ないのと、座席指定などが自分でできる方が好みなので直接航空会社のサイトから航空券を予約購入することが多いです。
これは時間の融通が利くホームスクールならではであって、子どもの休日が決まっている一条校に通っているなら既存の航空会社・フルサービスキャリア(FSC)のマイルや早割りなどを利用する方が賢明かもしれません。
例えば「ピーチ航空」 那覇―台北 往復|親子2名の諸税等は計 7,160円
LCCだと航空券がバスの乗車券並みの値段で売られていたりします。あまりの安さに驚きますが、いざ航空券を購入するには、航空券料金以外に諸税・空港使用料等 が加算されます。
参考に「ピーチ航空 」で実際にかかった航空券以外の料金について紹介します。
那覇ー台北 間の往復 親と子の2名分

メールで送られくる「予約内容のお知らせ」より 日時など消してあります
日本から台湾へ行くのにかかるもの
- International Tourist Tax は国際観光旅客税 大人・小児 1,000円
- Passenger Facilities Charge は旅客サービス施設使用料 那覇空港は大人 1,000円・小児 500円
- 日本の空港から国際線で出国時に必要になり360円~2,730円まで空港により異なる。
台湾から日本へ帰るのにかかるもの
- Airport Service Charge は台湾の国際線 旅客サービス施設使用料 大人・小児 1,830円
ピーチ航空への支払手数料 2,160円
那覇ー台北の母子での往復には2人分の航空券代に加えて 諸税・空港使用料等で最低でも7,160円がかかることになります。
あとは料金の安いシンプルピーチの場合、必要なら座席指定料金が 各600円、手荷物では収まらないスーツケースなどがあれば受託手荷物料金が1つにつき 3,200円かかります。
国際線のオンライン予約での注意| 「パスポート名義」を間違えない
国際線のオンライン予約では「パスポート名義」を間違えないことが鉄則です。
オンライン予約で記入が必要な国籍、旅券番号、発行国、有効期限はインターネットからの修正が可能ですが、パスポートの名義は修正できません。なので、予約する時は間違えないよう正確に入力しましょう。
座席の指定や 受託手荷物 の追加は後からできるので予約時に焦ることはありません。
子連れ旅 LCC夜便なら最後列|疲れと空腹は禁物
わたしもユエも中肉中背のせいか座席で窮屈で大変な思いをした覚えはないので座席指定にあまりこだわりがありません。でも夜遅いLCC便では、最後列を指定します。
主な理由は2つです。
- 最後列だと最初に飛行機に搭乗できて最後に降りることになるので、子どもが落ち着ける時間が他より長い。
- たいてい最後列あたりは空いているので、隣に人がいないため子どもが横になれる。
気を付けているのは、睡眠時間と栄養(からだ用の食べものとこころ用の娯楽等→わが家の場合は本かKindle)は欠かさないこと、荷物は少な目、時間に余裕を持たせることです。これで、だいたいのことが楽しめる状態で旅ができます。疲れと空腹は子連れ旅には危険です。
※追記。2019年5月
5月の平日にバンコクー那覇間のピーチ航空を利用したところ、座席がほぼ満席で、最後列でも隣に人がいました。GWはすでに終わっていた時期ですので、それとは関係ないと思います。那覇空港のイミグレで日本人カウンターはガラガラだったので、タイ人観光客が増えた様です。
ですので、2019年5月現在のバンコク―那覇間では最後列が空いているということはありませんでした。改めて、最後列のメリットは後ろの人を気にせず座席が倒せることと、トイレが近いになります。
あと最後列の右側座席は荷物入れがありません。最後列座席かつ機内持ち込み荷物入れを利用する時は左側座席を予約するのが良さそうです。子連れには 海外旅行保険 は必須
もうずいぶん前の話なのですが、わたしはバンコクで入院したことがあります。高熱と衰弱で動けなくなり知人にタクシーで英語の通じる大きな病院に連れて行ってもらいました。この時は病院側でカード会社への連絡と手続きをしてもらえてクレジットカード自動付帯の保険を使いキャッシュレス診療をしてもらえました。具合が悪すぎてお金のことを考える余裕はなかったので、本当に助かりました。
ユエが初めて海外旅行をしたのは2歳の時。あるビーチリゾートに行きました。幼いので体調や食事にも十分気を付けたはずが発熱と嘔吐で病院にお世話になりました。保険に入ってはいましたが簡単な診察と薬をもらっただけだったので自費診療にしました。この時、子どもはいつ病気にかかってもおかしくないことを認識しました。
年会費無料の「プラスハッピーUCカード」 の 海外旅行保険
いくつかの海外旅行保険を試してみて、いまわたしが利用しているのはクレジットカードに付帯する海外旅行保険です。
- プラスハッピーUCカード
- プラスハッピーUCカード は 自動付帯(持っているだけで旅行保険がつく)あり、本人のキャッシュレス診療可能で、子ども分もカバーできる という素晴らしいカードです。
年会費無料の「楽天カード」 の 海外旅行保険
- 楽天カード
- 楽天カードは利用付帯(旅行の航空券等をカード払いにすると旅行保険がつく)なので、楽天カードで航空券を購入しています。
クレジットカードに付帯する海外旅行保険に関しては、
のむてつさんという方の 「子供家族の海外旅行保険つきクレジットカード50枚比較表」

がわかりやすく解説されているので要チェックです。こちらのサイトは本当にすごい。
年会費無料クレジットカード付帯の海外旅行保険の少ない補償額と注意点
最近のわが家の行動範囲はアジア圏なので少ない補償額でもそんなに不安を感じていないのですが、医療費の高い国に旅行に行くことになったら子どもの医療費の補償額の高いキャッシュレス診療可能なカードをつくっていくつもりです。
クレジットカードに付帯する海外旅行保険には利用上の注意点があるので、必ず旅行前にそれぞれのカード会社の「クレジットカード付帯の保険の使い方」を調べておいた方が良いです。そして現地での電話番号と手順をメモしておくのを忘れずに。
まとめ
以上、パスポートと航空券と海外旅行保険についてのざっくりした紹介でした。
いつかどこかで「なんちゃって子連れバックパッカー旅」 をしているホームスクーラーに出会えたらいいなとユエとふたりで夢想しています。
そのうち子連れでよかった旅についても書いていきますので、よかったらみてください。そしてどこかでお会いしましょう。
